イラレで禁則が変になった話。
こないだ、毎年作るパンフレットの2014年版というのを作ってて困ったこと。
古くからの、何人ものデザイナーやオペレータの手を渡り歩いてきたもので、40数ページがすべてIllustrator(以下イラレ)で組まれているものです。昨年のものくらいからボチボチとInDesignでのデータに作り変えていってるんだけど、まだ四分の一くらいはそのまま。
めんどいなーとは思うけど、まぁ、よくあることでもあるので、これは別に「困ったこと」じゃないです(まぁ、困ってるけど)。
ここからが本題です。
その中のイラレデータ部分に文字修正を反映してるとき、行頭にカギカッコの「受け」がきてしまいました。あれー、禁則がOFFになっちゃってるのかな?(これもよくある。キニシナイ)と思って確認したけど、ちゃんと「弱い禁則」がONになってます。
なんでやーなんでやーとアレコレ格闘してる中で、禁則設定を開くと、妙なことになってました。
「行頭禁則文字」のなかに「」」が入ってなくて、その代わり(?)に「《」が入ってしまっています。本来はそこに、カギカッコが入ってるはずの場所。やっかいなのは、これがデフォルトの「弱い禁則」だということです(つまり、編集できない)。
確認すると、このパンフレットで使われているすべてのイラレファイルが、こういう状態になってました。これは困った。
CS3から(もしかするとイラレ8から?)CS5にコンバートするときに、こんなんなっちゃったのでしょうか。よくわかんないけど。
で、アレコレやった結果、新規ファイルを作って、すべてをそっちにコピペすると直ることはわかりました。ちゃんとした「弱い禁則」が復活して、行頭にきてたカギカッコもするっと行末に収まりました。
でも、この作業、めんどくさい。てゆか、忘れる。
それと、コピペした段階では、自分で作ってた「文字組みアキ量設定」が消えていました(別に大した設定じゃないけど。行末約物半角の和欧間を八分にして、丸括弧を詰めるだけの簡単な設定)。
元のファイルから、その設定がされてるテキストを改めてコピペすると、復活する……こともあるし、しないこともあるみたいです。こっちは挙動のきっかけがよくわかんないのです。
なので、復活するまで何度かコピペを繰り返して、復活した! と思ったら、該当テキストにちまちま反映させていって、やっと完成。めんどくさい。てゆか、忘れる。
というわけで、忘れないためにメモとして書いておきます。忘れるなよ。>俺
最後に環境だけ書いておきます。
- Mac OS X 10.8(事務所のなので、枝番は忘れました)
- Adobe Illustrator CS5(15.1.0)